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【きょうはいいひざの日】(7-7)

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【きょうはいいひざの日】(7-7)

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 □俳優・気象予報士 石原良純氏インタビュー

 ■一日一汗。体は無理せず動かす

 30歳でテニスのレッスンを受け始めた僕が掲げた目標は、ずばり“打倒・松岡修造”。

 どうせ望みを抱くのなら、大きな望みを夢見なければ。もちろん、40では無理。50、60で、なんて、まだまだ。80歳を過ぎてくれば、こちらが体調、運動能力を万全に保っていれば勝機があるかもしれない。

 大人のスポーツは、飛んだり跳ねたり一瞬の輝きよりも、地道な日々の積み重ねと僕は心得ている。けがせず、無理せず、運動を毎日の生活の中に取り入れている。

 そんな僕の必需品は、ジョギングウエアとシューズ。泊まりのロケ先にも必ず持参する。ロケが早く終わったら、早速、着替えて見知らぬ街に駆け出してみる。気の向くままに走ってみれば、ガイドブックにも紹介されていない、その街のベストショットを発見することもある。

 もちろん、走るのがおっくうという人は、ウオーキングでもかまわない。自分のスピード、自分の目の高さで見て回ってこそ、その街の本当の姿が伝わってくる。

 歩くだけではちょっと物足りないという人には、先日、番組取材で体験した“ノルディック・ウオーキング”をお勧めする。

 ストックを両手に持って歩く動作は、四つ足歩行と同じ効果を体に与える。ストックでしっかり地面を踏みしめれば、足腰への負担が少ない。さらに、二の腕や肩甲骨まわりの筋肉が刺激を受ける。元気に長生きする秘訣(ひけつ)は、筋力を維持することと聞く。わざわざ筋トレをすることなく、筋肉を強化できる。

 ストックが体の左右両サイドをガードすることで、真っすぐな姿勢を保つことができる。日常生活のクセでゆがんでしまった体を矯正する効果も期待できるのだそうだ。

 運動は、シャツに汗がにじむのを、僕は運動の目安としている。1日に1度、汗をかくことが、僕にとって何よりのストレス解消法なのだ。

このニュースのフォト

  • 2012年の千葉アクアラインマラソンに出場した石原良純さん
  • 趣味の一つであるテニスの師匠は、神和住純氏。30歳を過ぎてから本格参戦

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