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“学生御用達”から脱皮 ファッションシーンで存在感増す「白い靴下」

ニュースカテゴリ:暮らしの生活

“学生御用達”から脱皮 ファッションシーンで存在感増す「白い靴下」

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カラータイツや柄タイツとも相性がいい。カラーソックスと重ね履きしても=大阪市中央区のチュチュアンナ戎橋店(村本聡撮影) 【ファッション・ナビ】

 白い靴下といえば、小中学生、高校生の通学の際にはく、まじめなイメージがある。そのせいか、ファッションシーンでは、なんとなく敬遠されがち。ところがここ数年、靴下がおしゃれアイテムとして見直されるようになったのに伴い、白い靴下の注目度もぐんぐんアップ。とりわけ今春は、パンプスに白い靴下を合わせるコーディネートがブレーク中だ。(木村郁子)

 レッグウエア専門店の「チュチュアンナ戎橋店」(大阪市中央区)。その一角に、白い靴下ばかりずらりと並べた特設コーナーがある。といっても、ワンポイント、ラインをあしらったものや、透け感のあるタイプなど、さまざまな表情の白い靴下がそろう。丈も、くるぶし丈の10センチ、パンプスに合わせやすい13センチと15センチ、三つ折りにして履く18センチ、21センチと5種類。

 「膝丈スカートなど往年の女優を思わせる50年代ファッションが秋冬に続いて春も引き続きトレンドとなりそうです。無地の靴下を取り入れると、絶妙なレトロ感が出るため、20代を中心に支持されています」と同店長の大路紗也香さん。

 「靴下は“ついで買い”されやすいアイテムですが、今シーズンは『色は白で長さ13センチがほしい』とはっきり指定して買う方も多い。『この服に合う白ソックス丈は何センチでしょうか?』と質問されることもあります」

 さてその質問の答え。大路さんによると、パンツや膝丈のペンシルスカートに合わせるなら10センチか13センチですっきりと。ボリュームのあるサーキュラースカートやフレアスカートなら、15センチ以上の長めのものを選べばバランスがいい。靴はスニーカーやローファーはもちろん、パンプスやサンダルとも好相性だ。

 今月2日に神戸・ポートアイランドで開かれた「神戸コレクション2014春夏」でも、マリンルックやクラシカルなワンピース、チュチュを仕込んだスカートといった、さまざまな装いに白い靴下が取り入れられていた。レトロな雰囲気を漂わせつつも、健康的なイメージの白い靴下は、春らしいフレッシュな装いに仕上げてくれる。

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