KYB株価、連日の急落 免震不正 業績懸念で売り殺到
更新17日の東京株式市場で油圧機器メーカーのKYB株に売り注文が殺到した。免震・制振装置の性能検査記録データ改竄を受け、業績悪化懸念が強まった。終値は値幅制限いっぱいのストップ安水準に当たる、前日比700円(18.0%)安の3195円だった。16日終値も11.5%安で、連日の急落となった。
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準大手証券関係者は「地震という日本人にとって敏感な分野で不正があり、失望売りが出た。企業統治を重視する機関投資家はKYB株を持ちづらくなった」と話した。
17日はほとんど買いが入らず、売買が成立しないままストップ安水準の売り気配で推移した。
東京市場の取引終了とともに一部の売買成立を認める配分が実施された。