SankeiBiz for mobile

園児に新潟知事選を手伝わせた保育士ら処分 自治労の依頼で候補応援の絵を描かせる

記事詳細

園児に新潟知事選を手伝わせた保育士ら処分 自治労の依頼で候補応援の絵を描かせる

更新

 新潟県柏崎市立保育園の保育士が同県知事選の立候補者を応援するポスターを園児に描かせた問題で、市は20日、地方公務員法(信用失墜行為の禁止など)に違反するとして、保育士ら7人を懲戒処分にしたと発表した。自治労県本部の依頼で作成し、落選した元県議、池田千賀子氏(57)=立民、国民、共産、自由、社民推薦=を応援するものだったことも明らかにした。

<< 下に続く >>

 桜井雅浩市長は「公務員としての基本的な自覚が欠如した極めて遺憾な行為」と謝罪した。自らや西巻康之副市長についても減給処分にする方針。

 処分の内容は、園児に絵を描かせた保育士の20代女性のほか、同30代男性、保育園長の50代女性が減給10分の1、市子ども未来部長と同部保育課長のともに50代男性、いずれも保育士の40代女性と20代女性が戒告。

 市によると、減給処分となった保育士の20代女性は5月17日、独断で保育時間中の園児計8人にポスターづくりを手伝わせ、池田氏を取り巻く顔の絵を描かせたり、チューリップの花に見立てた手形を押させたりした。保育士計4人は休憩時間中に作成したが、減給処分となった2人は勤務時間中にも作成した。作成作業は5月16~17日、保育園長の許可を得て行われた。

このニュースのフォト

  • 新潟県知事選で落選が決まり、菊田真紀子衆院議員(右)とともに支持者の前に現れた池田千賀子氏=10日夜、新潟市中央区(太田泰撮影)

ランキング

Facebook Messanger登録

あなたに合わせたニュースを毎日お届け

Facebook Messangerを登録した時のイメージ画像です