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JTB2年ぶり黒字 9月中間決算
旅行大手のJTBが19日発表した令和3年9月中間連結決算によると、最終損益は67億円の黒字(前年同期は781億円の赤字)となり、中間期として2年ぶりに黒字となった。新型コロナウイルス禍の長期化による旅行需要の低迷で本業が振るわない中、不動産の売却益が寄与した。
政府の緊急事態宣言などにより国内旅行の自粛が続き、海外旅行は各国の入国制限で需要が蒸発しており、本業のもうけを示す営業損益は330億円の赤字(前年同期は710億円の赤字)。
売上高は前年同期比38・5%増の1798億円だが、コロナ禍前の19年9月中間決算(6860億円)の約4分の1の水準にとどまった。
業績悪化に対応するため、グループの人員縮小や国内店舗の削減を進めている。