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「バスの旅」終わってラクラク周辺観光! 電動キックボード“ちょい乗り”プランが登場

SankeiBiz編集部
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 話題のマイクロモビリティ「電動キックボード」と夜行高速バスを組み合わせたプランが登場した。到着先のバスターミナルを拠点に、最寄り駅やバス停などの交通結節点から自宅までの最終区間を指す「ラストワンマイル」の移動に便利に利用できるレンタルサービスだ。30分間の利用で500円とリーズナブルで、「話題のモビリティに乗ってみたい」という利用者の好奇心にも応える手ごろなプランといえる。

 少しの空き時間を観光化

 「夜行バスで早朝に到着して、どこにも行けずに時間を持て余しているお客様を見てこのサービスを思いつきました」と話すのは、プランを手掛けるバス会社、平成エンタープライズ(埼玉県志木市)企画販売部の桑原隆行部長。目的の観光施設が営業開始するまでの間、バスターミナル内にある同社のラウンジで時間調整をする利用客の姿を見て、「ならば空き時間も観光化できる方法を」と、ターミナル周辺を気軽に観光できる移動手段として電動キックボードの利用を発案したという。

 「公共交通機関だと面倒、かといって自転車だと少し遠く感じる場所も電動キックボードなら気軽に移動できますし、公共交通機関の利用では見えない景色も楽しんでいただけます」

 利用可能施設は東京、名古屋、京都 大阪にある同社の待合施設「VIPラウンジ」5カ所で、各地に電動キックボードを2台ずつ配備。利用料は「ワンコイン」の500円。バス予約時にオプションプランとして追加すれば目的地で公道走行可能な電動キックボードを30分間レンタルできる。

 電動キックボードの利用には原動機付自転車(原付バイク)の運転免許証が必要で、着用が義務付けられているヘルメットはレンタルセットに含まれている。利用する場合、手荷物はラウンジに預けることができる。

 ラウンジでは現地スタッフが実際に電動キックボードに乗って回ったコースや店舗を紹介しているほか、レンタルのみのプランも1時間1000円で用意。利用状況を見ながら、今後のバスツアーや観光施設等でも電動キックボードを用いた企画を準備する予定だ。

 桑原部長は「お客様が楽しみながら観光・目的地への『ラストワンマイル』移動や、予約から決済まで一元的に提供するサービス「MaaS」(マース:Mobility as a Service)も実現できるように積極的に取り組んでいきたい」としている。

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