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富士フイルムが治療薬受託 ゲイツ氏らの新型コロナプロジェクト
富士フイルムは1日、バイオ医薬品を手掛ける子会社が米マイクロソフト(MS)創業者のビル・ゲイツ氏が妻と設立した財団などによる新型コロナウイルス感染症の治療推進プロジェクトから、新たな治療薬の量産技術の開発と製造を受託すると発表した。
子会社はデンマークなどに拠点を持つ「フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ」で、プロジェクトの治療薬のグローバルな供給に向けてパートナーに選ばれた。2021年から数年間にわたって製造などを受託する計画で、デンマークの工場に製造能力を確保した。治療薬の開発は別の製薬会社が手掛けているという。
富士フイルムをめぐっては、別の子会社の富士フイルム富山化学が新型コロナウイルスに効果が期待される新型インフルエンザ薬「アビガン」の製造を手掛けている。