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「ウーバーイーツ」契約店、1カ月で2割増 来店客減り出前人気
米配車大手ウーバー・テクノロジーズの日本法人は21日、新型コロナウイルスの感染が拡大した2月末から3月末までの1カ月で、飲食店の料理配達サービス「ウーバーイーツ」の契約店が日本で約2割増えたことを明らかにした。昨年9月末から今年2月末までの5カ月間にも契約店は約2割増えたが、感染拡大をきっかけに増加ペースが急上昇。飲食店が来店客の減少分を埋めようと、出前に活路を求めている姿が浮き彫りになった。
ウーバーイーツは、利用者がスマートフォンの専用アプリを使って飲食店に注文を出すと、配達員が自転車やバイクで自宅やオフィスまで届ける仕組み。
ウーバー日本法人によると、日本全国の契約店は昨年9月末時点で1万4千店超だったが、今年2月末に1万7千店超に拡大。3月末には2万店超に達した。
東京都内の飲食店関係者によると、国内で感染が広がった2月ごろから客足が遠のき始め、東京都が外出自粛を要請した3月下旬ごろから来店客が急激に減少した。宅配サービスが営業時間短縮要請の対象外となったこともウーバーイーツの追い風となっている。