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ユニクロのセルフレジ「特許侵害」 IT関連会社が使用中止求める
カジュアル衣料品店のユニクロが全国の店舗で導入を進めているセルフレジが特許を侵害しているとして、大阪市のIT関連会社「アスタリスク」がレジの使用差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てたことが分かった。24日付。アスタリスクの鈴木規之社長が27日、東京都内で記者会見し明らかにした。
鈴木社長によると、アスタリスクは会計時に買い物かごに入った商品だけを読み取ることができる技術を開発し、今年1月に特許を取得。同様の技術を使用しているユニクロにライセンス料の支払いを求めたが拒否され、逆に特許を無効とする審判を起こされた。
ユニクロのホームページによると、今年5月時点で全国に822店を展開。アスタリスクは、このうち100店以上でセルフレジの導入を確認したという。
ユニクロの親会社ファーストリテイリングは「書面が届いておらず、コメントは差し控える」としている。