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世界環境デー、企業が対策PR プラごみ対策、G20での議論を控え発表
国連が環境保全に関する啓発活動の日とした「世界環境デー」の5日、国内各企業は環境対策への取り組みを相次いで発表した。大阪市で6月下旬に開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)では、海洋プラスチックごみ問題が議論される予定。企業の対策は、プラスチック削減の取り組みに関するアピールが並んだ。
セブン&アイ・ホールディングス(HD)と日本コカ・コーラは5日、共同企画したペットボトル飲料商品「一(はじめ)緑茶 一日一本」について、セブン&アイグループの店頭で回収したペットボトルを原料とした100%再生ペットボトルに切り替えると発表した。こうした自社完結型の完全循環の取り組みは「世界でも初めて」という。
今回の容器変更に伴うリニューアル商品は、同グループのイトーヨーカドーなど約2万1400店で10日から販売する。また、セブン-イレブンにペットボトル回収機を今後1年で1000台設置する。
セブン&アイHDの井阪社長は都内で開いた会見で、「社会全体で取り組むべき課題で、客に理解してもらいやすい」と今回の取り組みを説明した。
また、アディダスジャパン(東京)は5日、国内の直営店14店舗で、使用済みの衣類やシューズなどを収集する回収ボックスを設置した。自社・他社製品を問わず、持ち込んだ客には割引クーポンを配布する。