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ソニーの平井会長が退任へ 6月、構造改革を主導

 ソニーは28日、平井一夫会長(58)が6月18日付で退任すると発表した。取締役からも退く。今後はソニーグループのシニアアドバイザーとして経営陣に助言する。

 平井氏は平成24年4月、社長に就任。人員削減などの合理化やテレビ事業の分社といった構造改革を進め、現在の好業績の基礎を築いた。30年3月期の役員報酬(退職金を含む)が20億7300万円に上ったことも話題となった。30年4月から会長を務めていた。

 平井氏は「ソニーをより一層輝かせていく体制が整ったと確信し、35年間過ごしたソニーグループから卒業すると決めた」とコメントした。

 ソニーは28日、6月の定時株主総会で諮る13人の取締役候補も公表した。社外取締役として取締役会議長を務めていた中外製薬の永山治会長が退任し、後任に東京海上ホールディングスの隅修三会長が就く。

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