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広がる「VRショッピング」 3Dで模様替えもラクラク
◆日本でもパルコが展開
バーチャル・ショッピングのアイディア自体はそれほど目新しいものではない。日本でもパルコとボヤージ・グループが2017年3月22日から4月9日までの期間限定で、VRショッピングが可能な「VRパルコ」を公開したほか、今年5月には同じくパルコが渋谷において「2020年の買い物体験」として、リアルとバーチャルを組み合わせたショッピング体験のデモンストレーションを行った。
ではウォルマートのバーチャル・ショッピングの特徴は何かというと、先述したようにさまざまな商品をコーディネートされた状態で見ることができる点と、サイズ感がわかる点だろう。また、「エブリデー・ロープライス(毎日低価格)」をスローガンにお手頃価格の商品を提供するウォルマートが、バーチャル・ショッピングに取り組み始めた意味合いは大きい。仮想体験が幅広い層へと浸透する可能性を秘めている。
家具や室内装飾品の購入を支援するVRや拡張現実(AR)のスマートフォンアプリも増えている。アメリカにおいては大手家具店のアシュリー・ファニチャー、同じく家具店のウェイフェア、日本でもおなじみのイケア(スウェーデン)、そして米アマゾンなどがアプリや専用サイトを公開している。それぞれ細かい機能は異なるものの、基本的にはソファやテーブルなど大きな家具を購入する前に、仮想空間つまりアプリ上で、自分の家(部屋)にそれらの家具がきちんと収まるかどうかを確認できるというものだ。