【現場の風】VR体験店舗、地方や海外にも展開 バンダイナムコが得た「収穫と課題」
更新--一方で課題も見えてきた
「VRの性質上、その楽しさを伝えるのは難しい。会員制交流サイト(SNS)などで拡散を狙ったが、うまくいかなかった。体験するためのゴーグルなどの装備が重いため、まだまだ自由度も低く、運営コストも高い」
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--今後の展開は
「新宿の旗艦店は19年3月までの期間限定だが、今後は同規模の店舗や小規模の店舗を、地方都市や海外にも展開していく。SNSでVRの楽しさを伝えられる方法も考えている。通信技術の飛躍的な向上で、近い将来は眼鏡のような軽装備でVRを楽しめるだろう」
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【プロフィル】小山順一朗
こやま・じゅんいちろう 日大理工卒。1990年にナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)入社。メカエンジニアとして体感ゲームに携わり、92年に海外のVR業務用ゲーム機を日本向けに展開。2016年4月から現職。静岡県出身。