中小企業
「ベビースター」のテーマパーク建設 おやつカンパニー
食品メーカー「おやつカンパニー」(津市)のスナック菓子「ベビースターラーメン」の工場と一体型のテーマパーク「おやつタウン」を、来夏に津市で開業する。投資額は約25億円で、初年度の来場者は40万人を見込む。
おやつカンパニーの主力工場に隣接し、工場見学とセットで楽しめる施設にする。2階建てで、延べ床面積は約4000平方メートル。好みの味や形のベビースターラーメンを作ることができる体験コーナーや、屋内型アスレチック施設などを備える。入場料は1000円前後を予定する。
主な顧客は子供連れの家族や、伊勢神宮への参拝など観光で三重県を訪れたシニア世代を想定する。東京都内で開かれた記者会見で、おやつカンパニー会長を兼務する運営会社の松田好旦社長は「長年支えてもらったベビースターファンに、感謝を伝える場所をつくりたい」と述べた。
三重県の鈴木英敬知事は「地域のブランド力向上や、交流人口の増加などが期待できる」と歓迎した。