ゆうちょ銀行は６日、現金自動預払機（ＡＴＭ）の場所や行き方を検索できるスマートフォンアプリの提供を開始した。拡張現実（ＡＲ）技術を使ったルート案内や無料Ｗｉ－Ｆｉ（ワイファイ）スポット検索など訪日外国人の使い勝手を意識した。

　これまでもゆうちょ銀のホームページなどで検索はできたが、より利便性の高いアプリの提供で利用者の増加を図る。

　アプリは、米グーグルの基本ソフト（ＯＳ）アンドロイドと米アップルのＯＳ、ｉＯＳに対応しており、料金は無料。

　スマホの衛星利用測位システム（ＧＰＳ）により、現在地周辺のＡＴＭが地図上に表示され、車や徒歩など交通手段別に経路を検索できる。

　ＡＲモードに切り替えてスマホのカメラで現在地の道路などを写すと、スマホ画面にＡＴＭへの経路が矢印で表示される。

　ゆうちょ銀のＡＴＭは全国に２万７５６１台（３月末）。海外で発行のクレジットカードで日本円を引き出せ、訪日客の利用も多いため英語や中国語（簡体字・繁体字）、韓国語に対応した。