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「奇跡の水着」拡販 “水泳王国ニッポン”黒子役に 2年で24個の世界記録

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「奇跡の水着」拡販 “水泳王国ニッポン”黒子役に 2年で24個の世界記録

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 水泳用品メーカーのフットマーク(東京都墨田区)は競泳用水着事業を強化する。同社はリオデジャネイロ五輪の200メートル平泳ぎに出場する金藤(かねとう)理絵選手を支援しており、五輪効果によってライセンス生産する競泳用「ジャケッド」ブランドの知名度を向上。ジュニア市場を中心に攻勢をかける。ジャケッドはイタリアの競泳用水着ブランド。2008年の会社設立以降、わずか2年で24個の世界記録を樹立したことから「奇跡の水着」と呼ばれており、拡販によって“水泳王国ニッポン”の黒子役を目指す。

 水中を泳ぐ魚のように、水着の表面に何もなければ抵抗がなくなるという仮定をもとに、パーツを減らすことによって、最小限のつなぎ目の凹凸のない形状としたのが特徴。速く泳げるよう体の動きに追従し、何も着ていないかのような着心地を体感できる。金藤選手は「これまでの水着に比べて伸縮性が高く、着やすさ、動きやすさが格段に向上している」と絶賛している。

 フットマークは主に学校体育用やフィットネス用などの水泳用品を製造している。競泳用への進出を模索していたところジャケッドとの提携話が持ち込まれ、10年からライセンス生産に取り組むようになる。

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