ＵＰ２７１５Ｋは解像度が５１２０×２８８０ドットで画素数が約１４７０万。４Ｋの約８３０万を大きく上回る高精細な映像を表現できる。反射を大きく抑えたガラス加工を全面に施し、見やすさにもこだわった。直販価格は１９万９９８０円。

　Ｕ３４１５Ｗは、３４インチの大型液晶モニターで、横長に曲がっているのが大きな特徴。画面が利用者を覆う形となっており、臨場感のあるゲームや映画鑑賞などに適している。直販価格は１０万９９８０円。

　最近の液晶モニターの動向では、パソコンの主力メーカーが今年に入り、４Ｋモデルを相次いで投入している。

　一方で、米アップルが１０月に５Ｋの液晶モニターを搭載したパソコン「ｉＭａｃ　Ｒｅｔｉｎａ」を発売。液晶モニター単体の販売では、デルの発売が世界初とみられる。

　デルのエンドユーザーコンピューティング事業統括本部の河田浩行ブランドマネージャーは「５Ｋ液晶モニターを先行投入することで、国内出荷のシェアトップを維持したい」と話す。同社は今後、一般消費者向けに加え、写真やデザインを専門に扱う企業にも積極的に販売する考えだ。