ニュースカテゴリ:企業
情報通信
LINEが決済機能「ラインペイ」導入 カード会社や大手銀と組む
更新
LINEの戦略発表会見で報道陣の質問に答える(右から)舛田淳上級執行役員、森川亮社長、出沢剛最高執行責任者、田端信太郎上級執行役員=9日午後、千葉県浦安市の「アンフィシアター」(山沢義徳撮影) 無料通話アプリ(応用ソフト)のLINEは9日、クレジットカードや銀行口座と連携した新しい決済機能「ラインペイ」を年内に導入すると発表した。メッセージ機能と決済機能を一体化、実店舗や通販サイトへの支払いの他、知人への送金も可能になる。
国内ではみずほ銀行、三井住友銀行と提携。クレジットカードがなくても、自分の銀行口座や、コンビニエンスストアで最大10万円チャージできる。
セキュリティー面では、ラインとは別の専用パスワードを利用。海外向けは、まずクレジットカードとの連携から始め、銀行への拡大も検討する。海外送金も可能にしていくという。
会見では、現金を持たなくてもスマホでラインペイを使って友人と「割り勘」ができる、といった利用スタイルや、投稿動画などに課金するといった使い方を紹介した。
LINEの出沢剛COO(最高執行責任者)は「詳細は近日発表するが、手数料は業界最安値の予定だ」と説明。「LINEは今まではデジタルで閉じた世界観だったが、『LIFE』をキーワードに、日常生活に溶け込むプラットホームを目指したい」と意気込みを語った。