利益度外視…なりふり構わぬスマホ割引合戦 0円販売や乗り換え返金
更新また、シャープと富士通の上位機種を発売と同時に実質0円に設定。アンドロイド版スマホの拡販にも乗り出した。
ドコモの加藤社長は「乗り換え合戦はあるべき姿ではない。長く使ってよかったと思われるサービスを考えたい」とお金を積んだ顧客争奪戦の問題を指摘するが、「最大の商戦期には対抗する」と価格競争は不可避との考えも示していた。
ドコモは13年度に営業利益8400億円を目指すが、達成はほぼ不可能な状況。割引の原資となる多額の販売報奨金に利益をつぎ込む消耗戦は消費税増税直前の3月に入れば、さらに苛烈になりそうだ。