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羽田国際線を成長の柱に ANAHDが新中期計画を発表

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羽田国際線を成長の柱に ANAHDが新中期計画を発表

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 全日本空輸を傘下に持つANAホールディングス(HD)は14日、平成29年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。最終年度には連結ベースの売上高を1兆8500億円(26年3月期見通しは1兆5800億円)とし、営業利益は1300億円(同600億円)に倍増する考え。国際線を成長の柱に据え、コスト削減も強化する。

 伊東信一郎社長は記者会見で「世界のリーディングエアラインを目指し、成長軌道を確実なものにする」と強調した。

 羽田空港の昼間時間帯の国際線発着枠の拡大で、羽田発着の全日空の国際線は現状の10路線13便から17路線23便に増加する。伊東社長は「国際線を成長ドライバーとして事業拡大を図る」とし、強みとする羽田発着の国内線との乗り継ぎ需要を取り込む考えだ。

 グループの格安航空会社(LCC)事業や貨物事業に関しては「採算性を早期に改善し、盤石な収益基盤をつくる」(伊東社長)とした。さらに29年3月期までの3年間で840億円のコストを減らす計画だ。

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