同社は「黒烏龍茶」「ペプシ　スペシャル」「伊右衛門　特茶」「胡麻麦茶」など、さまざまなジャンルから特定保健用食品として許可された飲料を発売しており、今回の「ボス　グリーン」の投入をトクホ市場のさらなる活性化につなげる考え。

　「ボス　グリーン」は「ボス」ブランドのコーヒーが持つ豊かな風味はそのままに、コーヒー豆に含まれる食物繊維の一種で、小腸での脂肪吸収を抑制する「コーヒー豆マンノオリゴ糖」を配合した。食事からの脂肪の吸収を抑えるため、体脂肪が気になる人に適するという。コーヒー豆は、香り高い浅煎りの豆とコクのある深煎りの豆をバランス良く配合。コーヒーの香りとミルクの甘みが楽しめる微糖タイプで、毎日飲んでも飽きのこない味に仕上げた。

　近年の缶コーヒー市場は、消費者の健康志向の高まりを受け、微糖タイプやブラックタイプに注目が集まっている。同社は“ヘビーユーザー”の多い缶コーヒーに脂肪対策商品を投入することで、顧客の囲い込みを図る。