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トクホ「伊右衛門」10月1日発売 サントリー食品

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トクホ「伊右衛門」10月1日発売 サントリー食品

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サントリー食品インターナショナルが10月1日に発売するトクホ緑茶「伊右衛門特茶」=25日、東京都千代田区  サントリー食品インターナショナルは25日、脂肪の分解促進効果が期待される特定保健用食品(トクホ)の緑茶「伊右衛門 特茶」を10月1日に発売すると発表した。

 健康志向の高まりを背景にトクホの新商品発売が相次ぎ、最近はしょうゆなど調味料にも拡大。通常商品より割高だが、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」も追い風となり、販売は好調だ。

 「伊右衛門 特茶」は、脂肪の分解酵素を活性化する「ケルセチン配糖体」を配合。これまでも食事の脂の吸収抑制、体脂肪の燃焼を促進するトクホはあったが、「脂肪分解に着目したのは業界で初めて」(沖中直人ブランド戦略部長)という。

 希望小売価格は178円(500ミリリットル)と通常商品より約30円高く設定。年間の販売目標は100万ケース(1ケース=24本)。

 サントリー食品はすでにトクホのウーロン茶や麦茶を投入。トクホの無糖茶市場で47%のシェアを確保しており、新商品の投入効果で2年後に50%以上に引き上げたい考えだ。

 調査会社の富士経済によると、トクホ市場は2008年から3年連続で減少していたが、昨年はキリンやサントリーが投入したトクホコーラのヒットもあり、前年比10.3%増の3235億円に拡大。今年も3.9%増の3362億円に伸びると予測、各社の商品投入が加速している。

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