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「iPhone」アップル次の一手は 廉価版、3色、指紋認証?

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「iPhone」アップル次の一手は 廉価版、3色、指紋認証?

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 9月投入か

 米アップルは9月10日にも、スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の新製品を発表する。新たに廉価版を投入するとみられ、中国をはじめとする新興国市場を意識した戦略を強化する。足元でアイフォーンの販売の勢いに陰りも見える中、アップルの次の一手に注目が集まる。

 米メディアの報道などによると、新型アイフォーンは上位機種の「iPhone5S」(通称)と廉価版の「iPhone5C」(同)の2機種となる見通し。5Sには新たに金色が加わり、黒、白と合わせて3色で展開する。最新の基本ソフト(OS)「iOS7」のほか、指紋認証装置や高精細カメラを搭載すると予測されている。

 これに対し、5Cは本体にプラスチック素材を採用するほか、機能を絞り込むことで製造コストを抑えるとみられている。

 米調査会社IDCによると、今年4~6月のスマホの世界出荷台数は前年同期比52・3%増の2億3790万台。同期間のスマホ用OS市場のシェアで、2位のiOSは13・2%と、前年同期から3・4ポイント下落、息切れが見られる。

 これに対し、首位の米グーグルのOS「アンドロイド」搭載機種は、韓国サムスン電子のスマホ「ギャラクシー」の販売が好調なことから10・2ポイント増の79・3%まで伸ばした。100~200ドルの端末も抱えるアンドロイド勢に対し、低価格機種がなかったアップルが廉価版で巻き返せるか注目だ。

 一方、新型アイフォーンは日本では、9月中の投入が見込まれており、秋冬商戦でソニー製と富士通製、シャープ製を集中的に売る「スリートップ戦略」を展開する見通しのNTTドコモが、アイフォーンの取り扱いに踏み切るかにも関心が集まる。

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