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軽自動車販売、過去最高7年ぶり更新の可能性 平成25年度

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軽自動車販売、過去最高7年ぶり更新の可能性 平成25年度

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 平成25年の軽自動車の年間販売台数が、18年に記録した過去最高を7年ぶりに更新する可能性が出てきた。各社が拡販の軸に据える新モデルを相次いで投入することで伸びしろが見込まれるほか、消費税率の引き上げが決まれば年末商戦での駆け込み需要も期待できるためだ。

 1~7月までの新車販売台数は、前年同期比1・3%減の約125万8千台だが、業界では後半戦の巻き返しに自信満々だ。

 ダイハツ工業が今月下旬に発売する「ミライース」の一部改良車は、ガソリン1リットル当たりの燃費性能をハイブリッド車(HV)並みの33・4キロまで向上させた。秋には人気車種「タント」の全面改良も控える。ホンダは販売好調の「Nシリーズ」の「ライフ」後継車を11月にも発売予定だ。日産自動車と三菱自動車が共同開発し、6月に投入した新型車「デイズ」は、「室内が広い」とユーザーから評判。東京都内の日産の販売店員は「日産車で今一番売れていて在庫がほとんどなく、納車まで1カ月以上かかることもある」と話す。

 軽自動車は、普通車と比べて税金の負担が軽く、維持費も安い。8月に入りレギュラーガソリンの全国平均小売価格が1リットル当たり160円を突破し、燃費の良い軽自動車に追い風となりそうだ。

 さらに消費税率引き上げで想定される駆け込み需要が加われば、販売台数の上積みも期待できる。

 軽自動車の販売台数は、18年の約202万3千台をピークに減少傾向で、東日本大震災の発生した23年は約152万1千台まで落ち込んだ。その後、ホンダがNシリーズで軽自動車に注力したことなどで市場規模が拡大しており、今後は販売トップのダイハツ、2位のスズキを含めたシェア争いが激しくなりそうだ。

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