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ソフトバンク、孫社長がセミナー スプリント「高くついた」
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ソフトバンクの孫正義社長は23日、都内で同社が開いたセミナーで講演し、米携帯電話3位スプリント・ネクステルの買収について、「(米衛星放送大手ディッシュネットワークとの買収合戦など)すったもんだがあり、少し高く付いたが、ようやく予定通りにいった」と述べた。スプリントがすでに世界30カ国に事業拠点を持っている点も指摘し、「今後はうちも世界に大きく羽ばたいてゆきたい」とグローバル展開への意気込みを見せた。11日のスプリント買収完了後、孫社長が公の場に姿を現すのは初めて。
また孫社長はこの席で、ソフトバンクが独自試算した30年後のスマートフォン(高機能携帯電話)の将来像を披露。3万円の端末で、2040年には中央演算処理装置(CPU)の能力やメモリー容量が現行の約100万倍になるとした。容量の増大で、保存可能な音楽数は現在の1万2000曲から5000億曲に増加。新聞なら、現在の8年分から3億5000万年分に増えるという。