SankeiBiz for mobile

ホンダF1復帰「日本を元気にしたい」 若者にもアピール

ニュースカテゴリ:企業の自動車

ホンダF1復帰「日本を元気にしたい」 若者にもアピール

更新

ホンダがF1復帰を発表。南青山のホンダ本社前にはアイルトン・セナのベルギーGP優勝車などが展示された=16日午後、東京都港区(矢島康弘撮影)  会見でのホンダの伊東孝紳社長のやりとりは以下の通り。

 --F1参戦のメリットは

 「F1でも(燃費)効率が求められてきたので技術進化が図れる。エネルギーを回生する(=電気エネルギーに変換する)技術は間違いなく、量産車に影響を与えられる。日本の得意な燃費技術分野での参入となるので、日本全体が元気になっていくことを期待したい」

 --撤退した前回は不振だった

 「当時はエンジン供給だけでなく、マネジメントも手がけた。エンジンには自信があるが、全体をすべて手がけるのは難しかった。今回のマクラーレンとのコンビは理想の形態だ」

 --費用はどの程度を見込む

 「隠したいというわけではないが、言える内容ではない。ただ、(収支)トントンでいくわけにはいかない」

 --参入について、役員の支持は得られているのか

 「社内でも議論を尽くし、全員一致で事業の承認をいただいている」

 --F1を理由に入社を希望する人が減っているのではないか

 「少ないかもしれない。ただ、これから(F1で活躍する)姿をみて、ホンダの企業活動に参加したいという若者が増えることを切に願う」

 ホンダのF1をめぐる動き

 1964年 ドイツGPで初参戦

 1965年 メキシコGPで初優勝

 1968年 シーズン終了後撤退

 1983年 エンジンメーカーとして2度目の参戦

 1988年 マクラーレン・ホンダが16戦15勝を記録

 1992年 シーズン終了後、2度目の撤退

 2000年 エンジンメーカーとして3度目の参戦

 2006年 車体も担当し、ホンダとして参戦

 2008年 シーズン終了後、3度目の撤退

 2013年 4度目の参戦を発表

 2015年 エンジンメーカーとして4度目の参戦

ランキング