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ホンダの新型「NSX」は燃費・安定性重視 HV技術も導入へ

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ホンダの新型「NSX」は燃費・安定性重視 HV技術も導入へ

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ホンダの伊東孝紳社長  ホンダの伊東孝紳社長は8日までに、開発中のスポーツカー「NSX」について、燃費や走行時の安定性を重視した車両として製品化する考えを明らかにした。

 「パワー重視ではなく、重量とのバランスや効率性を追求していく」としている。

 同社のクーペ「プレリュード」に搭載した四輪操舵システムを採用。走行時の安定性や小回り性能が向上し、「操縦安定性が高まる」(伊東社長)という。ハイブリッド車(HV)技術も取り入れる方針。

 既にエンジンと高効率モーターを内蔵した新開発のHVシステムの搭載が決まっており、2012年1月の米デトロイトモーターショーに、アキュラ「NSXコンセプト」として出展した。

 1990年発売の初代NSXは欧米の燃費・排ガス規制への対応が難しくなり、2005年に生産を終えた。

 復活する新モデルは15年までに米国で先行投入後、日本でも発売される見通し。

 ホンダ「NSX」 バブル絶頂期の1989年にプロトタイプが発表された。大幅な軽量化を軸に、当時の最先端技術を結集し、動力性能と運転のしやすさを高い次元で両立させた新世代のミッドシップ・スポーツカーとして話題を呼んだ。初のオールアルミ・モノコックボディをはじめ、構造部材の多くにアルミ合金を多用した。1990年以降、15年間にわたってフルモデルチェンジされることなく製造・販売された(マイナーチェンジは数回行われた)。販売当初の価格は800万円と、当時の日本車の中では最高級だった。

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