大阪府は27日、府内の新型コロナウイルスワクチンの接種状況などについて、ホームページで公表を始めた。毎週月曜日に前日時点の府民と高齢者のそれぞれの接種率のほか、ワクチン供給量などの情報を更新する。
府によると、25日時点の2回目接種率は、医療従事者を除く府民の全年代が18・5%、65歳以上の高齢者は62・4%。府の希望量に対する米ファイザー社製ワクチンの供給量は5月24日以降の2週間で87・3%に上ったが、7月19日からの2週間は28・6%にとどまる。
一方、ワクチンの供給減を受け、府が13~15日に府内全43市町村を対象に実施した調査によると、8割以上の37自治体が、今後の接種に「影響がある」と答えた。府全体の1週間あたりの接種回数は最大時の約73万6千回から、6月初旬の40万5千回程度に落ち込む見通しだ。