国内

茨城県の人口5年で4・8万人減 減少幅は縮小 国勢調査速報値

 総務省が発表した令和2年国勢調査の速報値(10月1日現在)で、茨城県内の人口は5年前の前回調査より4万8422人減少し、286万8554人だったことが分かった。増減率は1・7%の減少で、前回の1・8%よりも減少幅は縮小した。

 県人口の男女別内訳は、男性が143万1165人、女性143万7389人。県人口は昭和22~40年まで横ばいで、40年代に増加に転じ、50年代には10%近い増加率を示した。だが、60年以降は増加率が鈍化する傾向を示し、平成12年の298万5676人をピークに17年以降は減少に転じている。

 地域別でみると、県南は0・6%増加したが、県北と県央、鹿行、県西の4地域は減少した。県南地域の人口は全体の35%を占め、県内最大となっている。

 県内44市町村のうち、人口が増加したのは10市町村(8市1町1村)、減少したのは34市町村(24市9町1村)で、約8割の市町村で人口が減少した。

 自治体別でみると、人口の総数が最も多いのは水戸市の27万810人で、次いでつくば市24万1785人▽日立市17万4635人▽ひたちなか市15万6664人と続いた。

 人口の増加数が大きい自治体は、つくば市の1万4822人がトップで、守谷市3673人▽土浦市1356人▽阿見町1043人と続いた。減少数が大きい自治体は、日立市の1万419人、次いで筑西市3754人▽稲敷市3731人▽常陸太田市3664人の順となった。

 人口の増加率が高い自治体は、つくば市の6・5%がトップ。次いで守谷市5・7%▽阿見町2・2%の順。減少率が高いのは大子町12・8%、次いで河内町10・2%▽稲敷市8・7%の順となった。

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