20日の東京株式市場の日経平均株価は大幅に続落した。終値は前日比264円58銭安の2万7388円16銭と5営業日連続の下落になり、6カ月半ぶりの安値を付けた。感染力が強い新型コロナウイルスのデルタ株流行で世界経済の回復が遅れるとの懸念が広がり、幅広い銘柄が売られた。前日19日には米国や欧州の株価も大幅に下落し、各国で同時株安になっている。
日経平均の下げ幅は14日以降の合計で1330円に達した。20日の東証株価指数(TOPIX)は18・24ポイント安の1888・89。出来高は約10億8600万株。外国為替市場の円相場が円高ドル安傾向となったことも相場の重しになった。
19日にはニューヨーク株式市場も売り注文が殺到。ダウ工業株30種平均は前週末比725・81ドル安の3万3962・04ドルで引け、約9カ月ぶりの下落幅になった。欧州の株式指数も2~3%の大幅安だった。