防衛省が、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の利用者の個人情報が中国で閲覧できた問題を受けて、業務上でのLINEの使用について懸念が払拭されるまでの間は停止する通知を3月24日付で出していたことがわかった。
防衛省は職員の採用募集やイベント開催の告知などでLINEを使用していたが、業務に関するLINEの使用は現在、停止している。
岸信夫防衛相は3月19日の記者会見で、「防衛省・自衛隊では、私用のパソコンやスマートフォンで業務上の不開示情報を取り扱うことを禁止している」と述べた上で、LINE利用の実態調査を実施していると説明していた。