中古建機売買仲介サイトのSORABITO(ソラビト、東京都中央区)は、スマートフォンで建機がレンタルできるシステムを開発した。建機レンタル大手の西尾レントオールがこのアプリを採用し、6月にサービスを始める。
専用のアプリをあらかじめスマホに取り込み、IDとパスワードを入力。機種名などを直接入力する、もしくは条件を絞り込んで、借りたい機種を選ぶ。あとは受け取り方法を選択するだけ。
建機レンタルは電話による申し込みが一般的だが、担当者が電話を受けた時点で、在庫や貸し出しの状況が把握できないため、貸し出しの可否の返事がその場でできないことが多い。また注文した状況の確認もできないため、工事の計画が立てづらいという。
スマホからだと、営業所が閉まっている夜間や休日でも申し込みができる上、返却期限が近付くとアプリ経由で知らせてくれるため、返却忘れも防げる。レンタル会社にとっても手書きの紙の伝票などを使う必要がなく、業務の効率化も図れる。
建機レンタルの国内市場規模は2兆円で、レンタカーの2倍にあたる。また建設現場で活躍する建機の約6割がレンタルとされる。ソラビトでは他業種の企業との連携で保険契約や与信審査などもスマホからできるようにしたい考え。