自民党の新型コロナウイルスに関するワクチン対策プロジェクトチーム(PT、鴨下一郎座長)は5日、党本部で役員会を開き、政府への提言をめぐり議論した。提言では、承認手続きが先行している米製薬大手ファイザー社のワクチンを医療従事者や高齢者に先行接種する場面を念頭に、大規模会場で行う集団接種や病院や診療所などで行う個別接種など、接種ルートの多様化を訴える。
役員会では、ワクチン輸送での卸業者の活用や経済再開の指標の作成を求める意見もあった。PTは8日に全体会合を開いて提言をまとめ、党内手続きを経た上で政府に提出する方針だ。