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恒例の観光施設、次期大河ドラマ館が2月16日オープン 渋沢栄一の出身地

 明治期の実業家、渋沢栄一(1840~1931年)を主人公とする次期NHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の放送が来年2月14日に始まるのに合わせ、渋沢の出身地の埼玉県深谷市が開設する「大河ドラマ館」の展示内容などが固まり、市が11日発表した。開館日は2月16日とし、再現したロケセットや出演者の衣装などを展示する。

 正式名称は「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」で、深谷公民館(深谷市仲町)内の約700平方メートルのスペースを活用して展示を行う。ドラマのストーリーを紹介する「番組紹介ゾーン」、小道具や出演者の衣装が並び、旧渋沢邸「中の家」のロケセットも再現した「血洗島(ちあらいじま)ゾーン」など6ブロックを設ける。

 開館期間は令和4年1月10日まで。入館料は一般800円、小中高生400円、未就学児無料。今年12月1日から2割引きの価格で前売り券を販売する。

 遺徳しのび献花式

 渋沢栄一の命日の11日、深谷市のJR深谷駅北口広場にある渋沢の銅像前で献花式が行われ、関係者や市民が遺徳をしのんだ。

 渋沢の功績を顕彰する渋沢栄一記念財団竜門社深谷支部が主催し、小島進市長ら約40人が菊の花を供えた。同支部の清水惣之助さん(81)は「渋沢の『皆で富を分かち合う』という精神がこれからの時代に見直されれば」と話した。

 この日は深谷市役所にも献花台が設けられた。(内田優作)

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