【モスクワ=小野田雄一】先進7カ国(G7)の枠組みをロシアや韓国などを加えて拡大すべきだするトランプ米大統領の提案について、露外務省のザハロワ報道官は「中国の参加なしでは世界的に意味のある取り組みを行うのは不可能だ」とし、否定的な見解を示した。見解は2日、露外務省の公式サイトに掲載された。
ロシアと中国は近年、対立する米国を牽制(けんせい)するため「戦略的協調関係」を強化している。ロシアは中国に配慮を示すことで両国関係の深さをアピールした形。
ザハロワ氏はG7について「古臭く、世界情勢を反映していない」「西側諸国の排他的クラブ」と指摘。国際的な政治・経済問題の解決に有効な枠組みは、ロシアなど多様な利益を代表する国々が集まった20カ国・地域(G20)だとの認識を示した。