雲南省林業草原局によると、同省はサバクトビバッタの侵入リスクに備え、１１０～１２０カ所の観測スポットを設置する。上空および地上からの観測による警報ネットワークを構築し、早期発見・抑制に努め、同省への侵入や他の地域への拡散を阻止する。また、対策部隊が安全に使用できる農薬や飛翔（ひしょう）体で段階別に狙いを定めた対策を取る。同局は各部門に対し、速やかに対策グループを組織して緊急対策案を制定し、薬剤や設備、資金などの準備を行うよう要求。情報の報告を徹底し、適宜警報を発するよう求めた。国連食糧農業機関（ＦＡＯ）は先ごろ、世界的なサバクトビバッタによる「蝗害」への警告を出している。（中国新聞社）