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フィリピン・マニラに設置予定だった4カ所目の慰安婦像 設置支援の背後にある団体とは (2/3ページ)

 過去3カ所の慰安婦像

 ここでフィリピンの過去3カ所の慰安婦像を振り返ってみると-

 1.2017年12月、これは日本でも大きく報じられた美しいサンセットで有名なマニラ湾を望む一角に、初の慰安婦像が設置された。像は翌18年4月に水道管工事を理由に台座ごと撤去。

 2.2018年12月、マニラから少し南のラグナ州サンペドロ市の高齢者介護施設内に少女像が設置されるも、同市の指示で2日後に撤去。

 3.2019年2月5日、リゾート地ボラカイ島対岸の個人所有の駐車場に女性2人をモデルにした慰安婦像が設置。現在も建つ唯一の慰安婦像となっている。

 フィリピンの慰安婦像は、十代後半から若い成人のフィリピン人女性がモデルとされ、2日で撤去された2のみ韓国でタケノコのように増え続ける韓国人少女をモデルとした少女像だった。

 韓国スタイルの少女像が設置されたことから分かるように、2は韓国人系団体が支援して設置したものだ。他の1と3、そして、冒頭のバクララン教会に設置しようとした慰安婦像は、華人系団体が支援している。“華人系団体が”という点がポイントとなる。

 ちなみに、未設置に終わったバクララン教会に設置される予定だった慰安婦像は、撤去された1の像だった。撤去後、製作者が保管していたらしいが、盗まれたとかなんとかで消息不明になっており、どうやらそれで未設置のままのようだ。

 華人系団体がなぜ慰安婦像設置を支援するのか

 華人系団体がなぜ慰安婦像設置を支援して進めるのか。華人系団体が日本を批判し、反日を煽り、韓国人系団体と連帯して政治利用するのには理由が存在する。

 フィリピンに限らず、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムなど東南アジア諸国は華人(中国系の海外居住者で、居住国の国籍を持つ人)が経済と富を得て財閥を形成していることが多い。

 フィリピンでの代表的な華人は、同国最大の財閥「SMグループ」を築き、個人資産1位だったヘンリー・シー氏(94歳・2019年1月没)だろう。氏は、12歳で中国福建から家族でフィリピンへ移住した中国系1世だった人物だ。

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