フィリピンでハンバーガーチェーン「マクドナルド」を運営する「ゴールデンアーチ・デベロップメント」は、マニラ市と協力し、市内店舗での高齢者および障害者雇用を進める。経済紙ビジネスワールドが伝えた。
ゴールデンアーチ・デベロップメントは比労働雇用省公共サービス局との協定書で「マニラ市内の40店舗で、少なくても高齢者2人、障害者1人をそれぞれ雇用することを約束する」と表明した。
同社の役員、マーゴー・トーレス氏は「同局と緊密に連携し、マニラ市以外にも取り組みを広げていく計画がある」と述べた。同社のケネス・ヤン社長によると、マニラ以外の地域にある店舗でも、既に30人以上の高齢者や障害者が雇用されている。
また、ヤン社長は先ごろ、マニラ首都圏マカティ市でアビゲール・ビナイ市長と会談し、公立高校と特別支援学校の生徒を対象に、最大1000人を雇用する計画について話し合った。会談でビナイ市長は「市は、学生の研修生を雇用する意向のマクドナルド・フィリピンとのパートナーシップ強化を歓迎する」と述べた。(シンガポール支局)