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2年連続日本人受賞なるか ノーベル賞、有力候補めじろ押し (2/3ページ)

 8日の物理学賞は、138億年前の宇宙誕生から測り続けたとしても1秒未満の誤差しかない超高精度の「光格子時計」を発明した東京大の香取秀俊教授(55)への期待が高い。物質中の電子集団の特殊な振る舞いを研究する理化学研究所の十倉好紀センター長(65)、世界最強のネオジム磁石を開発した大同特殊鋼の佐川真人顧問(76)の名前も挙がる。佐川氏は化学賞の可能性もある。

 9日の化学賞は、携帯電話や電気自動車などに広く使われるリチウムイオン電池を開発した旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)、東芝研究開発センターの水島公一エグゼクティブフェロー(78)らが毎年のように候補とされている。

 11日にノルウェー・オスロで発表される平和賞は混戦模様だ。国際平和研究所(オスロ)のウーダル所長が挙げた今年の予想1位は香港雨傘運動の主導者の一人、羅冠聡氏やリビアとソマリアの若者3人ら「若い平和活動家」。

 地球温暖化防止を訴えるスウェーデンのグレタ・トゥンベリさんは予想に含まなかったが、16歳のグレタさんが受賞すればノーベル賞全部門を通じて史上最年少となる。

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