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金融庁、3世代での資産形成を促す 人生100年見据え報告書を取りまとめ (2/2ページ)

 5月に示された報告書案では、公的年金の給付水準について「今までと同等と期待することは難しい」などと“公助”の限界を認めるような記述があり、ネット上などで批判的な意見が相次いでいたが、金融庁は「年金制度について議論してきたわけではないので、そこに注目が集まるのは望ましくない」と、該当部分の記述は削除した。

 ■老後資金が不足しないように金融庁がまとめた提言

 ≪現役期≫

 ・老後まで多くの時間があり、早い時期から資産形成を行う重要性と有効性を認識する

 ・少額でも資産形成の行動を起こす

 ・信頼できるアドバイザー、長期的に取引できる金融サービスの提供者を選ぶ

 ≪退職前後期≫

 ・退職後の人生が長期化していることを認識し、資産の目減り防止や計画的な取り崩しを検討

 ・受け取れる退職金や年金などを確認。不足する可能性がある場合は就労継続を検討

 ・住居費や生活費が安い地方への移住も選択肢

 ≪高齢期≫

 ・老人ホームへの入居など想定よりも医療・介護費用が高い可能性があり、マネープランを見直す

 ・認知・判断能力の低下に備え、資産の管理方針を事前に決定

 ・資産の管理方針や通帳の保管場所などを信頼できる人と共有

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