国内

最低賃金上げめぐり政府内で対立 新浪氏「5%」主張に菅長官同調、世耕経産相は「3%」譲らず (2/2ページ)

 これらの意見を踏まえ、議長の安倍晋三首相は、「なぜ日本の最低賃金が低水準か分析する必要がある。最低賃金を経済政策的に活用しようというのは新しい試みだ」と発言。関係閣僚に最低賃金のあり方を検討するよう指示した。

 最低賃金は平成28年から3年連続で3%程度の引き上げが続き、30年は全国平均で時給874円に達した。政府は24年の749円から125円上昇したことで、9200億円規模の消費押し上げ効果があったと推計している。

(山口暢彦、森田晶宏)

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