サムスン営業利益6割減 1~3月期、半導体不振

サムスン・エレクトロニクス本社ビルのロゴ=3月、ソウル(ロイター)
サムスン・エレクトロニクス本社ビルのロゴ=3月、ソウル(ロイター)【拡大】

 韓国の電機大手、サムスン電子が5日発表した2019年1~3月期連結決算(暫定集計)は、半導体事業の環境悪化などが響き本業のもうけを示す営業利益が前年同期比60・36%減の6兆2千億ウォン(約6100億円)となった。売上高も14・13%減の52兆ウォンに落ち込んだ。

 聯合ニュースによると、営業利益が10兆ウォンを下回ったのは17年の第1四半期(9兆9千億ウォン)以降、初めて。サムスン電子は3月下旬、「ディスプレーや半導体事業の環境悪化」を理由に業績が悪化するとの見通しを示していたという。

 同社は事業部門別の実績を公開していないが、聯合によると半導体事業は昨年後半から業況の低迷が見込まれていた。(共同)