米上院、FRB副議長承認 利上げ継続を支持

 米議会上院は28日、米連邦準備制度理事会(FRB)で金融政策全般を担当する副議長に米コロンビア大教授のリチャード・クラリダ氏が就任する人事を承認した。

 トランプ米大統領は4月にクラリダ氏を副議長に指名した。副議長就任後はFRBのナンバー2としてパウエル議長を補佐する。5月の上院の公聴会では景気拡大に合わせて段階的に政策金利を引き上げていく現行の金融政策を「もちろん支持する」と述べ、FRBの独立性を維持すると表明していた。

 クラリダ氏はブッシュ(子)政権で財務省高官を務めた。米債券運用大手PIMCOではグローバル戦略アドバイザーとして金融、財政政策の分析を手掛け、コロンビア大では経済学を教えてきた。(共同)