ZTEスマホの販売停止 中国企業、米制裁影響か

 米政府による制裁で経営の先行きが危ぶまれている中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)が、中国国内のインターネット上でスマートフォンの販売を一部停止したことが7日、分かった。

 ZTEのスマホは、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載。米商務省は4月16日、ZTE米国企業製の通信機器やソフトウエアなどの輸出を禁止する制裁を発表しており、その影響を受けた可能性が指摘されている。

 ZTEの自社サイトや、中国の電子商取引最大手アリババグループの通販サイト内の公式店舗ページは「更新中」と表示され、商品が購入できない状態になっている。

 ZTEは今月6日、商務省に制裁措置を停止するように申請したと明らかにした。(共同)