「TPP好ましくない」トランプ米大統領が表明、本音は日本とのFTAに意欲 (2/2ページ)

 今月から政権入りしたクドロー氏には、投資家の間で米政権が貿易相手国への強硬策に傾くのを防ぐ歯止め役になるとの期待も出ている。しかしクドロー氏も「ある時点で日本とのFTAを実現したい」と述べ、日本が拒んできた日米FTAに強い意欲をみせた。

 トランプ氏は17日、記者団を前に「米国は日本から大量の自動車などを買っている」と指摘している。米政権はあくまで自動車や農産物の輸出拡大を日本との貿易協議の主眼にしているとみられ、通商問題が主に議論される18日に向けて日米に大きな隔たりが残ったままだ。