埼玉県は12日、平成29年度の「外国人住民意識調査」の結果を発表した。それによると、9割以上の外国人が埼玉県に住みやすさを感じていることが分かった。
調査は県内在住、在勤、在学の外国人住民を対象に昨年10月から今年1月まで実施し、57の国と地域の854人から回答を得た。
県の住みやすさについて「住みやすい」と回答したのは59・2%で、「やや住みやすい」の32・5%と合わせ、91・7%だった。「やや住みにくい」は6・7%、「住みにくい」が1・6%だった。
住みやすいと回答した理由(複数回答)は「犯罪が少なく安心」が50・8%のトップで、「相談できる所がある」が34・2%、「住まいを見つけやすい」が29・3%だった。
住みにくいと回答した理由(同)は「仕事を見つけにくい」が38・7%で「相談できる所がない」が22・6%、「病院などに行きにくい」が16・1%だった。
県の治安については「良い」が55・4%のトップで、「とても良い」が32・1%、「わからない」が7・0%、「あまり良くない」が5・0%、「悪い」が0・5%と続いた。