■都電荒川線の軌道敷きを緑化 東京都交通局と実証実験開始
≪東京都市大学≫
総合研究所の飯島健太郎教授が、東京都交通局と共同で、都電荒川線の軌道敷きにおける緑化実証実験を開始した。期間は平成30年3月から平成32年3月まで。都市景観の向上、地域の熱環境の緩和、生物多様性の保全が目的。乾燥や風圧に強く、また背丈の低いセダム属の野草4種類が、大塚駅(東京都豊島区)前の停留場付近など3カ所、合計約430平方メートルに敷設された。これまでの2年間にわたる予備実験を経て、日当たりの悪い場所などさまざまな環境下での生育状況や維持管理方法、環境への効果などを具体的に検討していく。
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■ANAと連携 瞬間移動手段を使ったSDGs教育実践
≪金沢工業大学≫
全日本空輸(ANA)と「ANA Avatar(アバター)」と呼ばれる瞬間移動手段を使ったSDGs教育の実証実験に関する連携のための覚書を締結した。
「ANA Avatar」とは、ANAが実現を目指す距離、身体、文化、時間、あらゆる制限を超える瞬間移動手段。ロボティクスや物を触ったときの感覚を疑似的に伝える技術などを使い、離れた場所にあるAvatarを遠隔操作して、あたかもそこに自分自身が存在しているかのようにコミュニケーションや作業を行うことができる。一方、SDGsは国連加盟193国が達成を目指す持続可能な開発目標のこと。
今後、Avatarを用いた授業の実施、フィールドワークの推進、社会実装型研究の推進、シンポジウムの開催などを実施し、このような教育・研究を通じて、SDGs時代を担う学生が日本中・世界中で社会課題の解決に取り組む人々、課題を抱えている人々と直接協働する機会を創出していく。そして、学生が問題発見・解決能力を飛躍的に高めることができるかどうかの検証を進める。
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■学生の自主企画プログラム Team HIT-EVが1位獲得
≪広島工業大学≫
学生の自主企画プログラム「HITチャレンジ」の活動成果を発表する「2017年度HITチャレンジ結果報告会」を五日市キャンパス(広島市佐伯区)の「三宅の森Nexus21」で開催した。自作EV(電気自動車)を発表したTeam HIT-EVが1位に輝いた。
HITチャレンジは、学部生5人以上1組で申請し、企画力や独創性などを選考委員会が審査し、採択されると最高50万円の助成額を受ける制度。Team HIT-EVは単三形電池を動力源としたカーレースで技術を競う「2017Ene-1GP MOTEGI」に出場した。報告では、ボディーの作成段階でさまざまな問題が発生し試行錯誤を繰り返したこと、大会までになるべく多く試走することで初期不良が起こる可能性を低くし、トラブルが発生した場合の対処方法を確認したことなどを発表した。満を持して出場した2017Ene-1GP MOTEGIではしっかりとしたエネルギーマネジメントを行い、総合7位、大学・高専・専門学校部門では優勝を果たした。
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■災害時に情報やエネルギー供給 「D-ZEV」を報告会で初公開
≪工学院大学≫
八王子キャンパス(東京都八王子市)で「2017年度私立大学研究ブランディング事業成果報告会」を19日に開催した。文部科学省私大研究ブランディング事業の採択を受け、2016年11月から5年計画で開始した事業(「巨大都市・複合災害に対する建築・情報学融合によるエリア防災活動支援技術の開発と社会実装」)について、取り組み2年目の研究成果を公開した。
情報通信面、必要最小限のエネルギー供給面、救急救護面のサポートを行う自立移動式ゼロエネルギーユニット「D-ZEV」(ワンボックス車両2台)の開発もその一つで、報告会で初公開した。また、報告会の中で行われた設備見学会では、安全な室内空間と機能継続を検証するための装置「大変位・大加速度振動台」も披露された。
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■CubeSAT用搭載計算機とカメラ 超小型衛星「たすき」に搭載・打ち上げ
≪東京理科大学≫
理工学部電気電子情報工学科の木村真一教授らの研究グループは、民生用デバイスを活用することで、超小型衛星CubeSAT(キューブサット)用としては世界最高速クラスの演算能力を実現する搭載計算機と、6方向同時撮像カメラシステムを開発した。東京大学開発の超小型衛星TRICOM-1R(たすき)に搭載、2月3日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発したSS-520 5号機で内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町)から打ち上げられた。
東京理科大は、「宇宙のゴミ(スペースデブリ)」を除去するためのシステムについて総合的に研究を進めていく中で、衛星の高度な自律化技術や画像取得技術の研究を進めており、数々の成果を挙げている。
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■「第3回深谷ものづくり博覧会」に出展
≪埼玉工業大学≫
埼玉県深谷市が4日に開催した「第3回深谷ものづくり博覧会」に研究室や学生プロジェクトなど計8団体が出展した。同市の産業関係者や市民、近隣地域の子供たちが来場した。
同大は工業大学の特性を生かした研究成果の紹介などを出展。工学部情報システム学科の研究室をはじめ、埼玉県初の公道による実証実験を展開中の自動運転車などの展示や、学生が中心となった活動として科学実験プロジェクト、ロボットプロジェクトなどに、来場者の関心が高かった。
同大は深谷市が毎年開催する同イベントの開催・運営に協力し、キャンパスの施設をイベントの会場として提供している。
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■「GAMEフェスタ IN UMEDA」を30日開催
≪大阪電気通信大学≫
総合情報学部デジタルゲーム学科・ゲーム&メディア学科、VisLab OSAKAによるイベント「大阪電気通信大学 GAMEフェスタ IN UMEDA」を30日(金)にグランフロント大阪で開催する。来場者が体験できるコンテンツを多数ご用意している。
「学生作品で遊ぼう」のコーナーでは、東京ゲームショーに出展したVRゲームなど5タイトル、iPadゲーム12タイトルを揃えた。また、電chu!チームによるライブ配信や、ゲーム音楽のバンドネオン演奏などライブイベントも行われる。
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【ガイド】
工学院大学 E-mail:gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp
芝浦工業大学 E-mail:koho@ow.shibaura-it.ac.jp
千葉工業大学 E-mail:cit@it-chiba.ac.jp
東京電機大学 E-mail:keiei@jim.dendai.ac.jp
東京理科大学 E-mail:koho@admin.tus.ac.jp
東京都市大学 E-mail:toshidai-pr@tcu.ac.jp
大阪工業大学 E-mail:kikakuka@ofc.oit.ac.jp
大阪電気通信大学 E-mail:kouhou@mc2.osakac.ac.jp
金沢工業大学 E-mail:koho@kanazawa-it.ac.jp
豊田工業大学 E-mail:s-koho@toyota-ti.ac.jp
広島工業大学 E-mail:kouhou@it-hiroshima.ac.jp
愛知工業大学 E-mail:d-koho@aitech.ac.jp
埼玉工業大学 E-mail:kikaku@sit.ac.jp