韓国通信社の聯合ニュースが平昌冬季五輪で、人工知能(AI)が作成した韓国語の速報記事を配信している。記者の作業を経ることなく、「世界一速い五輪ニュース」がうたい文句だ。
「日本の羽生結弦が17日、江陵アイスアリーナで行われたフィギュアスケート男子で317.85点を記録して金メダルを獲得した。フリーは技術点109.55点、芸術点(演技点)96.62点で合計206.17点だった。宇野昌磨が306.90点で銀メダル、スペインのハビエル・フェルナンデスが305.24点で銅メダルだった」
聯合ニュースの平昌五輪特設ホームページの「ロボットニュース」のサイトには、競技終了とほぼ同時の17日午後2時8分に速報記事が掲載された。国際オリンピック委員会(IOC)から競技結果のデータを受け、過去に記者が書いた記事のパターンを分析、参考にして文体や表現を決めている。今大会では注目競技や韓国選手が出場している競技を中心に速報している。(平昌 共同)