ガソリン小売価格、12週連続値上がり

 経済産業省資源エネルギー庁が6日発表した4日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、11月27日時点の前回調査より30銭高い141円40銭だった。12週連続で値上がりし、2015年7月27日以来、約2年4カ月ぶりの水準となった。

 灯油も18リットル(一般的なタンク1個分)で7円上昇して1509円となった。

 調査した石油情報センターによると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国との協調減産の延長が決定したことや、サウジアラビアの政情不安など地政学的なリスクにより原油価格が上昇したことが要因。トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことによる影響は、現時点では限定的だという。来週は横ばいを見込んでいる。

 地域別では、32都道府県で値上がりした。上げ幅は長崎の1円80銭が最も大きく、新潟の1円10銭、青森の90銭が続いた。