河川防災に詳しい中央大理工学部の山田正教授(防災工学)は「水位をピタリと当てるのは難しいが、細かい情報を反映できる新しいモデルに変えることで、精度は上げられるだろう」と話している。
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■指定河川洪水予報 流域住民の早めの避難行動につながるよう指定河川の観測所ごとに4つの警戒水位を設定し、水位に達すると河川管理者と気象庁が共同で発表する。指定河川は国や都道府県管理の計419河川(昨年3月末時点)。観測と同時に予測も行っており、5段階中下から3番目の「氾濫警戒情報」は、数時間後に氾濫危険水位に到達すると予測された場合にも発表する。